君しかいらない

だけど

彼のあたしへの束縛は日に日にエスカレートしていった。


まず、一人での外出を禁じ

あたしがどこにも行っていないか

一日に何度も家の固定電話に電話をかけてきては

あたしがいる事を確認した。


それどころか

あたしの着る服まで買って来ては

少しずつ

彼の『天使さん』像へと近付けていく。