君しかいらない

「…君は天使だよ。

俺はちゃんと分かってる。」


何か宗教的なものなのか

それとも頭のネジが何個か外れてるとしか思えない。

調子が…

狂う。


「あたし、天使じゃなくてちゃんとした名前があるんだよね」

名前を言おうとした瞬間

突然、青ざめた彼の手があたしの口を覆って

あたしは

驚きのあまり

何も言えなくなった。