君しかいらない

「真琴?…いるの?」


床に散らかったままの書類を書き分けながら捜しても見当たらない。


「真琴?どこにいるの?」


必死に微かに聞こえる声をさがしていると

ようやく壁づたいにその声が聞こえている事に気付いた。