君しかいらない

「汗をかいてる。

今、体を拭ってあげるから。」

そう言うなり布団を剥ぐと

服のボタンに指をかけた。

「ちょっと待って下さいっ」

慌てて彼の手を払いのけて

自分の着ている服が

知らない男物のパジャマに変わってる事に気付いた。