君しかいらない


学校から帰ると、いつもだったら真琴がうるさいくらいはしゃいで出迎えてくれるのに


物音一つしないで静まりかえっていた。


「ただいま」

呼びかけるように何度か声をかけてみても

あたしの声が空しく通り抜けていくだけだった。