君しかいらない

「嫌がらせですんだんだったら自殺なんて大袈裟な事しなくても良かったんじゃない?

それで知也が死んでたら、あたし殺人犯になっちゃうところだったよ…」


「…莉子がどうして急にあんな事をしたのか考えたんだ…」

「それは…」

「もしかしたらあの日…

莉子のお母さんの命日の日に俺達の会話を聞いたんじゃないのか?」


あたしは

何もこたえずに俯いた。