君しかいらない

不意に叔父さんの顔が浮かんで動揺を隠せないでいるあたしに、囁くように耳打ちをした。


「この間、偶然みちゃったんだよね…

車ん中であんな事してるなんて莉子って大胆」

「…話しって…それだけ?」

「ん〜…まぁ…本題はこれからなんだけど…場所かえよっか?」