君しかいらない



「あんたのお姉さん何考えてんだか全然わかんないっ!」

会うなり苛々を隠せないあたしに

叔父さんは戸惑いながらあの女の話しを始めた。


「…姉さんは…頑張ってるんだと思うよ?」

「頑張る?」

あの女が今更なにを頑張ったってあたしの気持ちは代変わらない。