君しかいらない

「もし…莉子ちゃんが俺のだす条件をのめるなら…

これは莉子ちゃんに渡してもいいと思ってる。」

「…条件?どういう事?」


困惑を隠せないあたしに

叔父さんはゆっくり近づいて

あたしの手を握った。

「条件をのめるなら…

姉さんにはあの日の夜は、何もできなかったって伝えるつもりだよ」