君しかいらない


普段からお客さんなんか滅多に来ないこの家に

日曜の真っ昼間から来るお客さんなんて…新聞の勧誘か宗教の勧誘くらいだろう…。


面倒くささをアピールするように

少しだけ不機嫌な態度で玄関のドアを開けると

そこに立っていたのは叔父さんだった。