『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ



「あー久しぶりにこんなに笑ったかもな。さて、そろそろ俺、帰るな」

突然、立ち上がる先生。


「本当に帰るの?」

「お前、さっきは帰れ帰れ言ってたじゃねぇか」

「だって…さっきまで帰る素振りなかったのに、急に帰るなんて言い出すから…」



家に誰かを入れるのは好きじゃない。



「お前、熱出てんだからちゃんと寝ろよ。明日、休むなら俺にも連絡入れろ」



一人が寂しいと思ってしまうから。