『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ

「あ?どういう事だ?」

低めの声が更に低くなる。


「あ…えっと…その…。昨日は楽しかったです。また連れて行って下さいね。今度こそラーメン食べたいんで」

誤魔化せたと思ったのに…

「誤魔化すな」

お叱りを承った。

私…体調悪いのに……こんな時くらい甘やかせて欲しい。



「今日の夜行くから」

熱が上がってるのかもしれない。

幻聴が聞こえる。




「おい、聞いてるか?」

「え?あ、はい」

「もう授業始まるから切るな」

「…はい」

結局、確認出来ないまま切られた。