『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ

さらに熱くなる身体。



助けて。

助けて。

助けて…


  ――― …先生



『何かあったら、かけて来い』

あの優しい声が聞きたい。


朦朧とする意識の中、求めてしまうのはやっぱり先生。


携帯に手を伸ばし、先生の番号を表示させる。



しかし、そのまま携帯を閉じた。



目からは一筋の涙。


夜も一人きりで居るなんて、知られたくない。