電話を切り、ベッドの上に寝転ぶ。 携帯を胸に抱き目を閉じれば、思い出すのは先生の事。 自然と綻(ほこ)ぶ顔は抑える事が出来ない。 また増える二人だけの秘密。 秘密が一つずつ増える度に、一歩ずつ先生に近づけた気がして、心が温かくなる。