『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ



そりゃ、重いのは重々分かってる。


だからって、

だからって、

言わなくてもいいのに。



頭にきた!

「私の不安返して」

「何の不安だよ」

「そ、それは言えない」

「馬鹿が」

絶対こんな人が教師しては、いけないと思う。


何で好きになっちゃったんだろう。


そんな時、

「さっきのは冗談だ」

その声があまりにも楽しそうだから、また許してしまう。


「不安や悩みがあるなら、いつでも言って来い」

その声があまりにも真剣だから、また好きになってしまう。