『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ



不敵な笑みを浮かべた先生は、私から眼鏡とマスクを剥ぎ取った。


抵抗してみたものの、身長差の違いに呆気なく完敗。


「とりあえず保健室で手当すんぞ。抱き上げるからな。我慢しろよ」

「歩けます!!」

「却下」と言った時には、先生の肩の上に担がれていた。先生の背中か廊下しか見えない。


「―ッッッ!……お姫様抱っこではないんですね」

生意気に文句を言うと

「俺にして貰おうなんて、100年早ぇよ」

生意気な文句で返ってきた。