しばらく泣いていると、怠く重い身体を起こし、マンションへと帰った。

いつまでもここへ居て、誰かに通報されてしまうのが怖かった。


冬と云う事もあり、コートを着ていたのが幸いした。
顔の傷は隠し切れないが、制服だけは無事だった。

私はそれだけで安心出来た。


先生に会いに行けると。