『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ



日付が変わってから、時計の長針は3周目に入っていた。


未だに返事は来ない。

先生はもう寝てしまっているのかもしれない。

私もそろそろ寝なければ。

解放されない想いを胸に抱き眠りに就いた。




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けたたましいアラーム音で目覚めた私は、携帯へと手を伸ばし着信の有無を確認した。

けれど着信は一件も無かった。




もしかしたら、まだメールを見ていないのかもしれない。

もしかしたら、今日会った時に直接応えを貰えるのかもしれない。

僅かばかりの望みに賭け部活へと向かう。



相変わらず粗末な扱いを受けるけれど、先生が居てくれるだけでいい…

先生が居てくれるから頑張れる。


昨夜の事を思い出し、緩む頬を軽く叩き引き締めた。