「ん?」 「私…急だったから、その…プレゼントとか何にも用意してなくて…」 視線が自然と降下していく。 「気にしなくていい。それより、無理矢理連れて来て悪かったな。予定とかなかったのか?」 今更な事を言う。 「はい。大丈夫です。でも…やっぱりプレゼントくらい買っておけば良かった。貰ってるばかりじゃ、何だか申し訳なくて…」 珍しく素直な気持ちを口にする。 「だったら、時間をもう少し俺にくれ」 「……はい?」 今、何て? 「食い終わったら、少し時間あるか?」 「はい、大丈夫ですけど…」