手を引かれている所為で、足が縺(もつ)れそうになりながらも、必死に着いていく。
「こんなにあると悩む」
「どれでもいいから早く選べ」
「そんな事言われたって…」
私に似合いそうな服を見つけるのは、かなり大変なのを先生は分かっていない。
何でも似合う体型に産まれていれば…
それに、財布の中身とも相談しなければいけない。
取り敢えず、いちばん近くにあった黒いワンピースを手に取ってみた。
値札をこっそり見ると、普段私が買っている服の倍以上の値段。
「マジで?」
どの服を見てもちょっと考えてしまう。
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