『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ



普通の女子高生なら、こう云う店に来るものだろうけれど…

いつもの私なら、この店には入らないだろう。

近くの店の安物ばかり。

だからこそ、この場が居心地悪い。

ソワソワしてしまう。



「いらっしゃいませ」

先生をチラッと見た店員が、頬を少しだけ赤らめ近付いて来る。

そんな店員には目もくれず、店内を見渡しズカズカとある一角に向かって行く。

手を引かれている所為で、足が縺(も)れそうになりながらも、必死に着いていく。


「こん中から好きなの選べ」

先生の長い指が指し示す棚には、ワンピースが並んでいた。