「よし、降りろ」 程なくして車が止められたのは、大きな立体駐車場だった。 「迷子になる」 と、半ば無理矢理に手を繋ぎ、隣接する建物内へと入って行く。 見たことのない所は、物珍しく、キョロキョロと辺りを見回す。 まるで不審者。 「あんまキョロキョロすんな」 「だって、ここに来たの初めてだから、いろいろ見たい」 「今日は無理。恥ずかしいから、余所見ばっかすんなよ」 「はぁい」 仕方なく言われた通りに歩いて行く。 手を引かれた私が辿り着いた先。 色とりどりの服が並ぶお店。