「しょ、しょうがねぇなって…」 「諦めろ」 私の肩に両手を軽く置いた。 何か…物凄い敗北感。 「乗れ」 一人の世界に浸っていた私の腕を掴み、車に乗せようとしている。 いや、引きずり込もうとしている。 傍(はた)から見たら、拉致られている様にしか見えないだろう。 「待って!ちょっと待って!!」 乗車拒否をすると睨まれた。 「に、荷物が…。これ、置きに行きたい」 「却下」 「何でですか?今日のご飯がダメになる…」 語尾が小さくなりながらも反論する。 私の方が正論言ってるのに…