だから、誇らしげに振り向いてみた。 『どうだ!』と言わんばかりに振り向いた。 なのに… 必死に笑いを堪(こら)え、口元がピクピクと震えている観覧車乗り場従業員一同。 恥かいてんじゃん!! その中を怠そうに歩く不良教師。 こいつの所為で転びそうになったんじゃん! そう思うと、徐々に怒りが込み上げてくる。 一睨みでもしないと気が済まない。 渾身(こんしん)の恨みを込めて睨んでやった。 …のに 「帰んぞ」 笑みを浮かべ、左手を伸ばしてきた。 何なの?