――ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ 咽(む)せただけではない。 鼻の奥も痛い。 「何やってんだよ?」 そう言って、背中をさすってくれた先生の手は優しかった。 「…先生が、急に話し掛けてくるから」 「そうだったか?でも図星だったろ?」 「違うしっ!!」 「はいはい。でも涎の跡付いてたぞ」 「マジで?!」 急いで口元を袖で擦る。 「馬鹿が」 お腹を抱えて笑う先生を見て、「やられた!」と思った。 「悔しいっ!!」 それでも尚、笑い続ける先生。 丁度その時、ラーメンと餃子が運ばれて来た。