学生で賑やかなファーストフード店に入った。
「ポテトばっかり食べてないで、ハンバーガーも食べなさいよ」
「だって…」
「だって何?…あ、もしかして、さっきの愁兄のこと?」
まさか亜耶の方から、その話題を切り出されるとは思わなかった私は、どうしたらいいのか分からずに俯いた。
「あの女は、多分遊びの女よ」
無言を肯定と受け止めたらしい亜耶は、話を続けた。
「愁兄も趣味が悪い」と笑いながら。
「亜耶は…愁先輩のこと…好きなんでしょ?辛くない?」
聞いてもいいものか悩んだが、もし亜耶が悩んでいるなら、少しでも力になってあげたかった。


