濡れた髪をタオルで拭きながら、部屋へと戻る。 覚醒された頭は、昨日の事を思い返す。 そして、改めて全てが事実なんだと認めざる得なかった。 そういえば…… 私、葉山に伝えてない。 自分の気持ちを何も伝えてない。 そう思うと、今まで私だけが被害者だと思っていたが… 葉山も被害者なのかもしれない。 告白して、キスして、無言で逃げられる。 部室に一人、取り残された葉山を想像すると笑えた。 制服に袖を通し学校へ向かう。