「あぁ、そうか。なるべく早目に、入部届出しとけよ」 「入部届?何それ?」 「これだから、馬鹿は困る」 呆れられても困る。 だって仕方ないじゃん! 「馬鹿馬鹿言わないで!そんなの自分でも分かってる」 「分かってねぇから、馬鹿なんだろうが」 「分かってるよ!テスト赤点だって、留年は免れてるし」 そこまで言って、ハッとした。 隣にはくすくす笑う、副部長。 しまった…。 これで、私は馬鹿確定! あのヤクザに関わると、ろくなものにならない。