『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ



傲慢(ごうまん)教師の口元が動いた。

一際大きくゆっくりと動く口。



『…ば…あ…うぁ…』



何だ?

やっぱり先生に見せかけた宇宙人なのか?

それとも実は先生が宇宙人なのか?

どちらにしても私には、宇宙人語なんて分からないぞ。



頭の中はハテナで埋め尽くされる。

多分…三文字…

三文字…



………………だぁっ!!


わかった!


傲慢教師の口癖!!

何度も何度も言われてきたその言葉!


『馬鹿が』


絶対そう!

間違いない!!