「寒いから早く中入れよ」 「うん。でも見送る位大丈夫だよ」 「風邪ひく」 「…わかった。帰り気をつけて」 『本当は見送りたい』これが本音。 でも、俺様の命令には逆らえない。 …いや、逆らいたくない。 だから、渋々ながらも私が折れた。 「あぁ。じゃぁな」 ペコリと頭を下げドアを閉め、エントランスを抜けた。