「うぅ…」 うずくまった私に 「何やってんだよ?大丈夫か?」 ゆっくりと顔を上げると、私を見下ろす後藤先生。 「先生ぇ、痛い」 「吉沢か?どこが痛てぇ?」 先生は、涙目で痛みを訴える私の前にしゃがみ込み、私の顔を覗き込んだ。 息が掛かりそうな程、二人の顔は近い。 「その手邪魔だ。どかしてみろ」 言われるがまま手を退かしす。 手を退かした事で、唇が今にも触れそうな距離。 心臓はバクバクといつでも破裂出来そうな勢い。 顔は赤く熱を持ち、緊張は最高潮。