放課後、テストを返す為に社会科教科室を訪れてみるも見当たらない、ハゲ頭。 しばらく待つも来る気配は無し。 「嫌がらせ?」 呟いてみても何も返ってこない。 テストを机の上に置き、諦めて帰る事にした。 窓の向こうは、月が出ている。 「昼間は曇っていたのに」 薄暗い独り言が妙に響き、孤独を際立てる。 「早く帰ろう」 次第と早足になる。 その時―――― ――――ドンッ 顔面に衝撃を受ける。 「痛っ」 鼻を押さえてしゃがんだ。