「愁!何で…ここに?」
愁先輩の声に顔色を変える女達。
「亜耶とここで待ち合わせしてっからに決まってんじゃん。なー、亜耶」
「ねー、愁ちゃん」
二人はにっこりと笑った。
その顔は何かを企んでいるのが全面に出ている。
はっきり言って恐い。
「亜耶、こいつらに何かされたのか?」
私達と愁先輩の間には女達がいるのに、先輩は私達しか見ていない。
「あー、何か呼び出したら、手を後ろで括(くく)られてここに連れて来られた。
そんで、マットに投げ飛ばされた!痛かった!」
「かわいそうにな。大丈夫か?」
迫真の演技…
…とは程遠い演技。


