君の隣~番外編~

綾香の声に、みんなの視線が一気に集まる。


「なっ、里穂。なんで俺の後ろに隠れるんだよ」


「だって、みんな見てる」


みんなのニヤニヤ顔が一気に私たちに集まって、思わず修斗の背中に隠れた。


「自分がまいた種だろ?俺は知らないからな」


そう言って修斗は、席に戻ってしまった。


しょうがなく私も、さっき座ってた場所に腰を下ろす。


「里穂~外で修斗君と何話してたのかなぁ?」


「何にも話してないよ。酔っ払いって言われただけ」


チラッと修斗の方を見ると、私の同じように質問攻めにあってる。


「でも里穂、元気になった?今日一日ずっと元気なかったから」


「綾香・・・」


「修斗君と会えてなくて、寂しかったんだよね?」


「ふぇ・・・綾香~」


よしよしって、まるで小さい子を慰めるみたいに、綾香は私の頭をなでてくれた。