君の隣~番外編~

「てか、里穂昼は?食べたのか?」


「ううん、いらない」


「いらないじゃないだろ、まったく。カバン開けるぞ」


そう言って修斗君は、里穂のお弁当が入った袋を開ける。


中から出てきたのは、小さめのおにぎり二つと小さめのタッパーひとつ。


「里穂のお弁当、日に日に少なくなってる気がする」


「しょうがないだろ。食べないんだから。おばさんも大変だよ」


そう言ってため息をつきながら、タッパーを開ける修斗君。


その中には、オレンジやキウイ、桃などの果物が詰まっていた。


「せめて果物は食べろよ」


「え~」


「おばさんに怒られるぞ」


「うん、分かってるもん」


そう言いつつも、里穂はフォークで果物をツンツンとつつくだけ。


「たく、ほんと手がかかるな」