君の隣~番外編~

寒い冬でも、あれだけ動けば汗をかく。


タオルでサッと汗を拭いて、またペットボトルに口をつけた。


「それで?」


「ん?」


「ボール蹴って、スッキリしたか?」


「まあ」


俺の問いかけに、廉はちょっとだけ気まずそうな顔をして頷いた。


「なんかあったのか?」


「あったって程じゃないけど。仕事でちょっと……」


「そっか」


「てかなんで、俺が悩んてるって思ったの?」


俺の方を見ないで、小さく呟くようにそう言った廉。


「俺もなんか悩んだりしたとき、ここでボール蹴ったりしてたから。廉もそうかなって思って」


「そっか」


そう答えて、廉はスポーツドリンクを口にした。