君の隣~番外編~

「里穂さ、あのときゼリーは食べてくれたけど、今度は薬飲むのにすっげー時間かかっててさ」


「そうだったわね。里穂ちゃん、粉薬ダメだもんね」


あのあとゼリーを完食してくれたのはいいけど、今度は薬を飲んでくれなくて相当困った。


里穂は、粉薬がどうもダメらしい。


直接口に入れるなんて以ての外だし、オブラートなんかもダメ。


唯一飲める方法は、粉薬を少量のお湯で溶かしてチビチビと飲む。


またそのチビチビに行くまでが長くて、溶かした粉薬とずっと睨めっこしてるときもある。


「まあ昔のことはいいや。食べさせてくる」


「いってらっしゃい」


出来たゼリーを持って、隣の里穂の家に戻った。


「里穂」


軽くノックをして里穂の部屋に入る。


「修斗」


真っ赤な顔を俺に向けて、少し微笑んだ。


「熱上がったか?」