君の隣~番外編~

「さっ、行くぞ」


「はい」


監督に挨拶を終えたあと、ロッカーで着替えてグラウンドに出る。


中澤さんに背中を押され、芝生を踏みしめた。


「中澤さん、こんなすごい人たちとサッカーしてるんですね」


「俺もはじめはそう思った」


このチームには、世界各国の代表選手が集まっている。


しかも皆、その代表のレギュラー選手だ。


「なんだ、緊張してるのか?」


「まあ、多少は。でも、楽しみです」


「ハハッ。本当、お前は大物になるよ。精一杯やってこい」


そう言って中澤さんは、チームの輪に加わった。


監督に紹介されて、俺もチームに加わる。


軽くアップをして、すぐにチームをレギュラーとサブに分けて練習試合が行われる。


「これが世界か……」