君の隣~番外編~

「残りは俺が飲む」


「ダメぇ~」


缶を里穂から遠ざけると、まるで赤ちゃんがハイハイするみたいにして俺に近づいてくる。


そして俺の膝に片手を置いて、もう一方の手が伸びてきた。


「修斗、お酒欲しい」


「お前はもう終わり」


「なんで?」


里穂の目に涙が溜まっていく。


「もうすでに酔ってるだろ」


「酔ってないよ~」


里穂の伸びてくる手をかわして、一気に残りを飲みほした。


「ほら」


飲みきった缶を里穂に渡す。


「あーない……修斗のバカぁ」


「はいはい。悪かったな」