タイム


ゆっくりと唇が離れる


あたしは驚きを隠せない・・・


それに顔が真っ赤だよ


「うわっ」


あたしは彼にお姫様だっこをされてしまった


「ちょ、ちょっと・・・」


あたしは足をじたばたする


彼は 階段をゆっくり上がっていく


「屋上・・・?」


彼は 屋上のかぎを開ける


ブワッ 


あたしに風があたる


と同時に


ストンとおろしてくれる


「お前軽すぎ・・・」


か、軽いって・・・


その逆ですけど・・・


「・・・」


これはあたしちょっとよくわからなかった


いきなり屋上に・・・なんで?