「んーん、やだ。」



子どもみたいな声を出し、海斗はあたしに抱きついた。



「………ところで、続きしていい?」


「続き…?」



急にあたしは怖くなってきた。



海斗…。



「ねぇ、ちょっと危ないんじゃ…?」


「大丈夫、ちゃんと考えてるから。」



首を傾げると、海斗はニッコリ笑った。



「岩谷さんに、アレもらった。」



言って海斗が取り出したのは…。



「まだ、結婚してないから。」


「あたし、初めて…。」



後退りする。



「そう、嬉しい。」



ちょっと、怖いって…。



「由宇希。」



呼ばれて、抱きしめられる。



「大好き…。」



とろけるくらい、気持ちいいキス。 



あたしは海斗に身体を預けた。