一通のメールから始まる恋

夕方までどのくらい携帯を見ただろうか…。

もう陽も暮れ始めていた。
アキもきっと学校が終わってもう帰っているはず。

けれども、どんなに待ってもアキからメールは来なかった。

さすがに自分からバレンタインだからとは言えない。

こればかりはアキからのメールを待つしかなかった。

夜になってもアキからのメールはなかった。

チョコなんかよりも何らかのメールが来てもいい。

あまりに落ち着かないボクは思わず外に出たんだ。

そしてそこにアキからのメッセージがあったんだ。