一通のメールから始まる恋

ボクはアキが初めてのものを喜んでくれているのを知っていて、もっとアキを喜ばせたかった。

『行く?』

アキは喜んで頷いてくれた。

『夜になったら行こうね。』

そう言ってボクはベッドの中のアキを抱き締めた。

愛を感じるには言葉なんていらない。

そう思ってボクはアキを抱き締めていたんだ。

結局、用意したDVDも観ることはなかったけど、二人には抱き合っている時間こそが本当に大事な時間だった。