ジェラルディーンと笹田は、李に全幅の信頼を寄せており、任せておいて間違いの無い話であるとして、それ以上は彗星の件については話をしなかった。
その後、他の話題に移した三人は、二時間ほど会食をして、ワシントンへと戻って行く。
玄関に立って二人を見送る李に、笹田は
「くれぐれも、お身体に、ご注意下さい」
と声を掛け、李も
「ありがとう笹田大臣。お互いに気をつけましょう」
と言い、ジェラルディーンが
「また何かあれば、ご連絡下さい。全面的に協力させていただきます」
と言うと、李は
「感謝いたします。もちろん連絡致します。ジェラルディーン大統領、そして笹田大臣」
「今夜は、夕食を共にできて、楽しかったです・・・そういえば・・・」
何かを思い出したようである。
「確か、以前三人で家族パーティーでもしようかと、話したことがあったような気がするのですが・・・」
瞬間、間を置き
「今は、それぞれ忙しくて無理でしょうが、いずれお願いしたいものです」
と言った。
それは、ちょうど無機物生命体が接近しつつある大変な時期に、偶然にレストランで一緒に食事をして、副大統領が入院するのでジェラルディーンが悔やんでいた時に、約束した事だと二人とも覚えていて、言い出したのは笹田であった。
その後、他の話題に移した三人は、二時間ほど会食をして、ワシントンへと戻って行く。
玄関に立って二人を見送る李に、笹田は
「くれぐれも、お身体に、ご注意下さい」
と声を掛け、李も
「ありがとう笹田大臣。お互いに気をつけましょう」
と言い、ジェラルディーンが
「また何かあれば、ご連絡下さい。全面的に協力させていただきます」
と言うと、李は
「感謝いたします。もちろん連絡致します。ジェラルディーン大統領、そして笹田大臣」
「今夜は、夕食を共にできて、楽しかったです・・・そういえば・・・」
何かを思い出したようである。
「確か、以前三人で家族パーティーでもしようかと、話したことがあったような気がするのですが・・・」
瞬間、間を置き
「今は、それぞれ忙しくて無理でしょうが、いずれお願いしたいものです」
と言った。
それは、ちょうど無機物生命体が接近しつつある大変な時期に、偶然にレストランで一緒に食事をして、副大統領が入院するのでジェラルディーンが悔やんでいた時に、約束した事だと二人とも覚えていて、言い出したのは笹田であった。

