「金剛戦士Ⅱ」西方浄土

「そういえば以前、北海に落下した隕石と思われている物体があったな」・・・

「海洋の地質調査船が、その時に北海で消息不明になり原因が分からなかったが、当時、北欧で何件かの大火球の目撃情報があり、その情報から隕石ではないかと推測された。そして、その隕石の北海への落下が地質調査船が消息を絶った原因ではないかと推測されていたな」

「その後、何度か北海での捜索や調査が行なわれたが、地質調査船の漂流物が僅かに発見されただけで、隕石は発見されなかった。今回の新彗星は、その北海に落下したと思われている隕石と同規模なのか」
と科学者に問うと

「もともと隕石と彗星は同一の性質のものではありませんし、北海に落下した隕石と考えられている物体と、今回、発見された彗星の物質的な違いもあると考えられ、二つが同じ様な物体である可能性は無いと思います」

「大きさなども北海に落下した実物が発見されてみない事には、はっきりとした大きさの比較はできませんが、北海での隕石調査は三度目のヨーロッパ諸国による合同調査が、まもなく開始されると聞いておりますので、期待して待っております」

「ただし隕石の大きさは、偶然にビデオに撮られた映像から判断して、相当の大きさであっただろうと推測されます。おそらくは直径が百メートル、ないしはそれ以上あったかも知れません」

「しかし、海面に落下したのであれば、その大きさから考えて、衝撃波の発生や海面の潮位の変化が、当然ある筈であるにもかかわらず、そのような事象は報告されていません。その辺りは不思議であり、どうしてなのかは分かっておりません」