それを聞いて勇太は
「なかなか、そういうわけにはいきませんよ・・・それと運転と言うのはどうも・・・」
と口ごもると、紀恵お婆ちゃんが
「そうよ、運転て言い方は、何かおかしいわよ。操縦って言わなきゃ。由紀さんの言い方が、うつったんじゃないの」
と言うのを受けて、由紀が
「きつ~い」
と発したので、みんな可笑しくて笑った。
三十五番の近くまで到着すると、道が狭くてバスは寺の近くまで行くことができないので、手前の広い駐車場に止めている。
バスを利用して団体で参拝する、お遍路さんたちは、そこからタクシーに乗り換えて門前まで向かっていて、タクシーが、お遍路さんをピストン輸送している。
由紀たちは乗用車なので門前の駐車場まで行く事が可能であった。
見晴らしが良く、周辺には蜜柑の花が山一面に咲いている三十五番清滝寺から三十六番青龍寺に向かう途中で昼食を取り、午後一時前には、三十六番に到着した。
由紀たちは仁王門に一礼をして、くぐりぬけると、境内に向かって石段を上り始めた。
石段が長くて、由紀が、ふうふう言っている。
真知子お婆ちゃんや芙美子お婆ちゃんは農作業で身体を使っているし、紀恵お婆ちゃんも自宅近くの上り下りの坂道を利用して、ほぼ毎日散歩をしているのだが、さすがに少し辛そうである。
「なかなか、そういうわけにはいきませんよ・・・それと運転と言うのはどうも・・・」
と口ごもると、紀恵お婆ちゃんが
「そうよ、運転て言い方は、何かおかしいわよ。操縦って言わなきゃ。由紀さんの言い方が、うつったんじゃないの」
と言うのを受けて、由紀が
「きつ~い」
と発したので、みんな可笑しくて笑った。
三十五番の近くまで到着すると、道が狭くてバスは寺の近くまで行くことができないので、手前の広い駐車場に止めている。
バスを利用して団体で参拝する、お遍路さんたちは、そこからタクシーに乗り換えて門前まで向かっていて、タクシーが、お遍路さんをピストン輸送している。
由紀たちは乗用車なので門前の駐車場まで行く事が可能であった。
見晴らしが良く、周辺には蜜柑の花が山一面に咲いている三十五番清滝寺から三十六番青龍寺に向かう途中で昼食を取り、午後一時前には、三十六番に到着した。
由紀たちは仁王門に一礼をして、くぐりぬけると、境内に向かって石段を上り始めた。
石段が長くて、由紀が、ふうふう言っている。
真知子お婆ちゃんや芙美子お婆ちゃんは農作業で身体を使っているし、紀恵お婆ちゃんも自宅近くの上り下りの坂道を利用して、ほぼ毎日散歩をしているのだが、さすがに少し辛そうである。

