「いいなぁ・・・月から地球が見られて」
と言う由紀に、真知子お婆ちゃんが
「ほんとうねぇ。死ぬまでに一度でいいから月から地球を見てみたかったわぁ・・・」
「でも、もう歳だから、まず無理だろうねぇ・・・」
紀恵お婆ちゃんや芙美子お婆ちゃんも、真知子お婆ちゃんに同意して
「もう少し若かったらねぇ・・・」
と言っている。勇太は
「大丈夫ですよ。これからでも月に見に行けますよ。もうすぐ月への観光ツアーも再開されるという話だし」
「お婆ちゃんたちくらい体力があれば、充分、行けますよ」
と励ましたが、お婆ちゃんたちは
「いいやぁ・・・」
「なかなかねぇ・・・」
「やっぱり無理よ。自信ないわよ」
と口々に言った。
由紀がお婆ちゃんたちを見て
「大丈夫、大丈夫、お婆ちゃんたちには知識と知力もあるから」
と言うので紀恵お婆ちゃんが、少し笑いながら
「呆けていないと言ってくれているのは、嬉しいけど、月へ行くのと関係あるのかしら」
と言う由紀に、真知子お婆ちゃんが
「ほんとうねぇ。死ぬまでに一度でいいから月から地球を見てみたかったわぁ・・・」
「でも、もう歳だから、まず無理だろうねぇ・・・」
紀恵お婆ちゃんや芙美子お婆ちゃんも、真知子お婆ちゃんに同意して
「もう少し若かったらねぇ・・・」
と言っている。勇太は
「大丈夫ですよ。これからでも月に見に行けますよ。もうすぐ月への観光ツアーも再開されるという話だし」
「お婆ちゃんたちくらい体力があれば、充分、行けますよ」
と励ましたが、お婆ちゃんたちは
「いいやぁ・・・」
「なかなかねぇ・・・」
「やっぱり無理よ。自信ないわよ」
と口々に言った。
由紀がお婆ちゃんたちを見て
「大丈夫、大丈夫、お婆ちゃんたちには知識と知力もあるから」
と言うので紀恵お婆ちゃんが、少し笑いながら
「呆けていないと言ってくれているのは、嬉しいけど、月へ行くのと関係あるのかしら」

