直が
「そうだね。連絡をするよ。でもいいよなぁ、のんびりと、お四国巡りができて・・・何となく羨ましいよね」

と言うのを郁江が聞いて

「私たちも、地球へ帰って休暇が取れたら一度行きましょうよ」
と言うので直は

「そうしようか。僕も学生時代に行ってからは、それっきり長い間、行っていないし、今度、休暇が取れたら行くことにしよう」

と言って、由紀たちにメールを送る準備を始めた。

郁江は、直がメールを送った後、自分の実家へメールをしようと、直がメールを送って終わるまでの間、窓際に片肘をつき、ただボーっと地球を眺めていた。

部屋の外には、青く美しく輝く地球が浮かんでいた・・・