「金剛戦士Ⅱ」西方浄土

先制攻撃を仕掛けて無機物生命体を葬れれば問題はないが、失敗すれば、宇宙戦闘機隊の攻撃にも影響を及ぼすかも知れず、そうなると、もっと重大な危機が訪れる可能性があり、それは避けなければいけないと判断したのだった。

無機物生命体は、ぐんぐん近づいてくる・・・

その時、調査船のカメラ画像に映っていた宇宙戦闘機が移動し始め、調査船と無機物生命体との間に向かって進み始めた。

いよいよ無機物生命体に対して、攻撃が始まるのか・・・


移動を開始した宇宙戦闘機の機内では

「このままでは、調査船が危険である。調査船を救うために攻撃を開始して、やつの注意を、こちらにひきつけて、調査船から引き離そうと思うが、よいか」

命令違反である上に、一機単独で攻撃を仕掛けるのは、かなり危険であるが、調査船を見捨てることはできない。

そう判断を下した勇太が副操縦士兼射手の重保に言った。

重保は躊躇することなく

「了解、ヒット・アンド・ウェイで、いきましょう」
と力強く答えた。

宇宙戦闘機は無機物生命体の前面に、立ちはだかるように進みでると、勇太が

「レーザー照準を使用すると、こちらも危険である。電子ビーム砲を目視照準で撃ってくれ」
と伝えると、重保は即座に

「了解」
と返答し