「金剛戦士Ⅱ」西方浄土

ある程度は想像できていたとはいえ、その想像を超える大きさに、見ていた者たちは驚きの声を上げ、目がモニターに釘付けになっている。

李が、目を丸くしてモニターを見つめて

「でかいな・・・こいつは、かなりでかいな・・・」
とモニターに向かって呟いている。

二年前に地球を襲った時のボスと考えられていた、最大の大きさの無機物生命体を遥かに超える大きさであり、誰もが、度肝を抜かれ、たじろいだ。

その大きさから考えられるのは、海に沈んでいた、すべての無機物生命体の残骸を取り込むと同時に、多数の船舶を吸収しているからであろう。

果たして、この巨大な敵に戦闘機部隊のみの攻撃で上手くいくのであろうか。

モニターを見ていた者たちは、一瞬、不安を感じ、恐れを抱いた。

李も、あまりの大きさに、瞬間、恐怖を感じたが、その恐怖を振り払うかのように、モニターに見入っている者に向かって

「大きさだけで驚く必要は無い。戦闘の主導権は我々にある」

「恐れを抱くな。気持ちを引き締めて事にあたれ」
と大きな声で言った。

ただ救いは無機物生命体が成長段階であり、未だ充分な力を保持していないと思われることであった。

その時、科学者が大きな声で言った。

「まもなく、無機物生命体が空中に浮上します」